ホーランド・ロップHolland Lop
カテゴリ | ウサギ |
---|---|
種類 | ホーランド・ロップ |
英語表記 | Holland Lop |
大きさ | 30~35cm |
重さ | 1~2㎏ |
平均寿命 | 7~15年 |
ホーランド・ロップの特徴
ボディはコンパクトタイプに分類されます。このタイプのウサギは体重が軽く、体長が短く、ペットに適したコンパクトなサイズの品種です。ロップ種(垂れ耳)の中ではアメリカンファジーロップと並んで最も小さな品種です。「ミニ・ロップ」と呼ばれることもあります。丸く大きな顔と目の真横に垂れる長くかわいらしい耳、頭頂部~後頭部にかけてクラウンと呼ばれるふっくらとした毛の盛り上がり部分があるのが特徴です。日本では1番人気のネザーランド・ドワーフと並ぶ人気種です。
ホーランド・ロップの性格
好奇心旺盛で活発です。寂しがり屋な面もあり、馴れると飼い主のあとをずっと追いかけてくることもあります。ウサギの中でもペット用にと作出された品種であり、穏やかで非攻撃的、愛嬌のある性格は初心者であっても飼いやすいと言えるでしょう。
ホーランド・ロップの飼い方
ペレットと牧草をバランスよく与えましょう。食欲旺盛だからと言ってどんどん食事を増やしてしまうとすぐに太ってしまいます。短毛種ですが、毛の手入れは丁寧に行いましょう。蒸れやすく汚れがたまりやすい耳の内側も、毛の手入れの際に一緒に確認しておきましょう。幼いころから抱っこや移動用バッグに慣れさせておくことで、日頃の手入れや病院に連れて行く場合の負担がぐっと減ります。
ホーランド・ロップの歴史・起源・生態
原産国はオランダです。オランダのウサギのブリーダーによってフレンチ・ロップとネザーランド・ドワーフの2品種を掛け合わせて作出されたのが始まりです。理想通りの「小さく・垂れ耳」な新品種を作り出すのはスムーズにいかなかったようですが、試行錯誤を重ねた末に現在わたしたちがよく知るホーランド・ロップが完成しました。1976年にアメリカへ初めて輸出され、1980年にはARBA(アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション:世界最大規模のラビットクラブ)にて公認されました。
ホーランド・ロップの気を付けたい病気
中耳炎、毛球症、不正咬合
ホーランド・ロップの一口メモ
ホーランド・ロップの価格相場は2022年現在5~10万円です。ホーランドロップの名前は「ホーランド=オランダの俗称」「ロップ=垂れ耳種」という意味です。
獣医師監修
本記事は、信頼性・正確性向上のために、獣医師資格保有者が監修しています。監修者の詳しいプロフィールは下記をご参照ください。
この記事の執筆者 / 監修者
- 獣医師もも
-
北海道大学を次席で卒業し、獣医師資格取得。日本獣医師会会長表彰受賞。
幼少期から鳥やウサギ、犬などに囲まれて暮らし、獣医師を志しました。
大学卒業後は関東の動物病院で勤務した後、IT企業でWebディレクターとして働いています。
動物に関する正しい情報を発信したいという想いから、自身のブログ「獣医師ももブログ」 を立ち上げ、日々ブログを更新しています。
獣医師ももブログはこちら>>
獣医師もものX(旧Twitter)はこちら>>
ホーランド・ロップ関連動画・記事
どうぶつの図鑑のカテゴリーを見る
関連動画記事
関連コラム記事
-
【日本初】渋谷にマーモットやナマケモノの動物園?おいしい食事も楽しめる「S10th -エステンス-dCafe&Dining Bar」ZOOレストランがオープン
-
一度は行くべき目黒寄生虫館探訪:知識と興味が広がる驚きの展示
-
タヌキとアライグマが違う29選!特徴と見分け方・性質・生息地まで徹底解説
-
【2024】日本・世界でカモノハシに会える動物園を紹介!特徴、毒、天敵なども解説
-
圧巻のスケール!「大哺乳類展3」で体感する哺乳類の世界
-
【随時更新】動物を助けるお仕事など115選!生き物の職業を一覧にまとめてみた
-
【2024】日本でテングザルに会える動物園ってどこ?「よこはま動物園ズーラシア」についても紹介♪
-
【2024】日本でウォンバットに会える動物園はどこ?名前や性格まで解説します♪